おし‐むぎ【押(し)麦】
蒸した大麦を押しつぶして平たくし、乾かしたもの。米にまぜ、炊いて食べる。
おなり‐きり【御成切】
亥(い)の子の日に、宮中、のちには幕府から臣下に賜った亥の子餅(もち)。碁石ほどの大きさに丸めて平たくしたもの。「本朝にも十月のゐのこなんどを—と云ひて」〈四河入海・六〉
お‐やき【御焼(き)】
1 小麦粉をこねて平たくし、両面を焼いたもの。調味したナスや野沢菜、小豆餡などをくるむものもある。 2 焼き餅(もち)などをいう女性語。 3 嫉妬(しっと)。「又—がはじまりさ、めづらしくござい...
おり‐もの【織物】
1 織機にかけ、縦糸と横糸とを組み合わせて平たく作った布地。 2 平安時代以降、染め糸や練り糸で織った絹の布地。「黄朽葉(きくちば)の—、薄物などの小袿(こうちぎ)着て」〈枕・二〇〇〉
かがみ‐がい【鏡貝】
マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長7センチくらい。殻表は白色で、細かい成長脈がある。北海道南部から南に分布。食用。餅貝。白貝(しらがい)。文珠貝(もんじゅがい)。
かがみ‐もち【鏡餅】
平たく円形に作った餅。大小2個をひと重ねにし、正月や祝いのとき、神仏に供える。おそなえ。おかがみ。《季 新年》「—暗きところに割れて坐す/三鬼」 [補説]三方の上に四方紅(しほうべに)(または奉...
かしわ‐もち【柏餅】
1 しんこ餅を平たく楕円形にのし、小豆あんや味噌あんを入れて二つ折りにし、カシワの若葉で包んで蒸した菓子。端午の節句の供物とする。《季 夏》「手づくりの—とて志野の皿/秋桜子」 2 二つ折りにし...
かな‐ぶん【金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は楕円形で平たく、銅色・緑色・赤銅色などで光沢がある。日中に飛び、クヌギなどの樹液や腐った果実に集まる。日本・中国・朝鮮半島に分布。かなぶんぶん。かねぶ...
かにば‐サボテン【蟹葉サボテン】
サボテン科の常緑の多年草。茎は平たく、カニの脚に似る。冬、紅色の花をつける。南アメリカの原産。かにサボテン。
かば‐のり【樺海苔】
オゴノリ科の紅藻。暖地の海岸の岩に着生。赤褐色で、平たく、よく分枝する。寒天の材料や刺身のつまにする。