知(し)らぬは亭主(ていしゅ)ばかりなり
妻の不貞を周囲の者は知っていて、夫だけが気づかないこと。また、当人だけが知らないで平気でいることのたとえ。
涼(すず)しい顔(かお)
自分にも関係があるのに、他人事のように知らん顔をしているようす。 [補説]文化庁が発表した令和4年度「国語に関する世論調査」では、「涼しい顔をする」を、本来の意味とされる「関係があるのに知らんぷ...
すま・す【澄ます/清ます】
[動サ五(四)] 1 液体の、にごり・よごれなどの不純物を除いて透き通った状態にする。「汲み置いて井戸水を—・す」 2 気持ちを落ち着かせて雑念のない状態にする。「座禅を組んで心を—・す」 3 ...
そう‐じょうたい【躁状態】
気分が著しく高揚した状態。陽気で開放的になり、興奮したり怒りっぽくなるなど、普段とは違う状態が続く。自信に満ちあふれ、いつもより多弁になるが、話題は次々と変わり、他人の意見に耳を貸さなくなる。睡...
痛痒(つうよう)を感(かん)じ◦ない
なんの影響も利害も感ぜず、全く平気である。痛くもかゆくもない。「欠員が出てもなんら—◦ない」
つかれ‐しらず【疲れ知らず】
[名・形動]長時間、仕事などの活動を続けても平気でいること。また、その人や、そのさま。「—の身体を作る」
つれなし‐がお【つれなし顔】
そしらぬ顔。平気なふり。「一日(ひとひ)は、—をなむ、めざましうと許し聞こえざりしを」〈源・若菜上〉
つれなし‐づく・る【つれなし作る】
[動ラ四]なにげないようすをする。平気なふりをする。「人や見ると涙は—・りて、」〈かげろふ・中〉
つれ‐も‐な・し
[形ク] 1 なんの関係もない。つながりがない。「—・き佐田の岡辺に帰り居(ゐ)ば島の御橋に誰か住まはむ」〈万・一八七〉 2 なんの関心もない。平気でいる。「葦垣(あしかき)の古(ふ)りにし里と...
てい‐き【定気】
太陰太陽暦で二十四節気を定めるのに、黄道を24等分し、太陽が15度進むごとに節気を設ける暦法。節気間の日数は不均等になる。日本では天保暦で用いられた。定気法。→平気