姓氏の一。
こうだあや【幸田文】
[1904〜1990]小説家・随筆家。東京の生まれ。露伴の次女。随筆「終焉」、小説「流れる」など。
こうだのぶ【幸田延】
[1870〜1946]音楽教育家・ピアノ奏者。東京の生まれ。露伴の妹。ウィーンに留学。明治・大正期の音楽界の中心的人物。
こうだろはん【幸田露伴】
[1867〜1947]小説家・随筆家・考証家。東京の生まれ。本名、成行 (しげゆき) 。別号、蝸牛庵 (かぎゅうあん) など。明治22年(1889)「露団々」「風流仏」で名声を確立。尾崎紅葉と並ぶ作家となった。のち考証・史伝・随筆に新境地を開いた。第1回文化勲章受章。小説「五重塔」「風流微塵蔵」「運命」「連環記」、評釈「芭蕉七部集」など。
出典:青空文庫
・・・新聞』てのがあって、幸田露伴と石橋忍月とが文芸部を担任していたが・・・ 内田魯庵「斎藤緑雨」
・・・物かと訊いて、初めて幸田露伴というマダ青年の秀才の初めての試みで・・・ 内田魯庵「露伴の出世咄」
・・・或る時私に、「幸田という人は仕合者だね」と云って、当時の文学者と・・・ 島崎藤村「北村透谷の短き一生」