いた‐びさし【板庇/板廂】
板で葺(ふ)いたひさし。
かた‐びさし【片庇/片廂】
1 片流れのひさし。 2 粗末な差し掛けの屋根。 3 兜(かぶと)の眉庇(まびさし)。
から‐びさし【唐庇】
1 唐破風(からはふ)造りにした家の軒先。また、その下にある部屋。 2 唐破風造りの牛車(ぎっしゃ)の屋根。
かわら‐びさし【瓦庇】
瓦葺(ぶ)きのひさし。
きょく‐ひ【曲庇】
[名](スル)事実を偽ったり法律を曲げたりして、人をかばうこと。「伯が心中にて—者なりなんど思われんは」〈鴎外・舞姫〉
きりよけ‐びさし【霧除け庇】
霧や雨が入り込まないよう、出入り口や窓などの上部に設ける小さな庇。
こう‐ひ【高庇】
他人を敬って、その人から受けた厚意・援助・庇護(ひご)などをいう語。おかげ。「御—を賜る」
こ‐びさし【小庇/小廂】
小さいひさし。また、寝殿造りで、ひさしの間(ま)の狭いもの。
しころ‐びさし【錏庇】
母屋(もや)の屋根より一段低くとりつけた庇。
せっ‐ぴ【雪庇】
山の稜線(りょうせん)上の風下側に庇(ひさし)のように張り出した積雪。《季 冬》