ほう【庖】
[音]ホウ(ハウ)(漢) 1 台所。「庖厨(ほうちゅう)」 2 料理。また、料理人。「庖丁」
ほう‐じん【庖人】
料理人。くりやびと。「只—の肉味を調するに異ならず」〈太平記・二〇〉
ほう‐ちゅう【庖厨】
台所。くりや。「小さな—に行って…ソップを温めて」〈有島・或る女〉
ほう‐ちょう【包丁/庖丁】
1 料理に使用する刃物。出刃(でば)包丁・刺身(さしみ)包丁・薄刃包丁などがある。包丁刀。 2 一般に薄刃の刃物の称。畳包丁・紙裁ち包丁・裁縫用の裁ち物包丁など。 3 料理をすること。料理。割烹...
ほうちょう‐がたな【包丁刀】
「包丁1」に同じ。
ほうちょう‐し【包丁師】
「包丁人」に同じ。
ほうちょう‐じゃ【包丁者】
「包丁人」に同じ。「園の別当入道は、双(さう)なき—なり」〈徒然・二三一〉
ほうちょう‐どう【庖丁道】
料理に関するきまり・作法。四条流および大草流の流儀が有名。
ほうちょう‐にん【包丁人】
料理人。また、料理の名人。包丁師。包丁者(じゃ)。
ぼう‐じ【庖仕】
台所で水くみ・炊事などをする使用人。「若党二人、草履取りに—の飯焚きなり」〈合・女房形気・一一〉