こい‐ねが・う【乞い願う/希う/冀う/庶幾う】
[動ワ五(ハ四)]強く願う。切望する。やや古風な、また改まった言い方。「一層の御理解を—・う次第です」
こいねがわく‐は【乞い願わくは/希わくは/冀わくは/庶幾わくは】
[副]《「こひねがふ」のク語法に係助詞「は」の付いた語》ある事を強く希望する気持ちを表す。切に望むことは。なにとぞ。どうか。「—御加護を給わらんことを」
しょ【庶】
[常用漢字] [音]ショ(呉)(漢) [訓]こいねがう 1 一般の人。もろびと。「庶民/士庶・衆庶」 2 もろもろの。いろいろな。雑多な。「庶政・庶務」 3 正妻でない女性から生まれた子。「庶子...
しょ‐き【庶幾】
[名](スル)心から願うこと。「縁に遇えば則(すなわ)ち庸愚(ようぐ)も大道を—し」〈露伴・二日物語〉
しょ‐け【庶家】
庶子の系統の家。分家。⇔嫡家(ちゃっけ)。
しょ‐けい【庶兄】
妾腹の兄。
しょ‐げつ【庶孼】
妾腹の子。庶子。
しょ‐し【庶子】
1 庶出の子。妾の産んだ子。 2 民法旧規定で、父が認知した私生児。現行民法ではこの名称は廃止され、父が認知した子、また認知を受けていない子をも含めて「嫡出でない子」という。⇔嫡子。 3 古代・...
しょし‐じゅんせい【庶子準正】
民法旧規定で、庶子がその父母の婚姻によって嫡出子としての身分を取得すること。
しょ‐しゅつ【庶出】
本妻以外の女性から生まれること。妾腹。⇔嫡出(ちゃくしゅつ)。