ろう【廊】
1 廊下。回廊。「—を巡らす」 2 寝殿造りなどで、建物と建物とをつなぐ、屋根のついた通路。渡殿(わたどの)。細殿(ほそどの)。
ろう【廊】
[常用漢字] [音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) 部屋と部屋とをつなぐ通路。「廊下/画廊・回廊・柱廊・歩廊」
ろう‐か【廊下】
1 建物の中の部屋と部屋をつなぐ細長い通路。「渡り—」 2 ⇒ゴルジュ
ろうか‐つづき【廊下続き】
部屋や建物が廊下で続いていること。
ろうか‐づたい【廊下伝い】
廊下を伝わっていくこと。
ろうか‐とんび【廊下鳶】
1 遊女屋で、相方の遊女を待ちわびた客が廊下をうろうろと歩き回ること。また、その人。「さいづちたばねのし、—も羽をのして」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 用もないのに廊下をうろつき回ること。また、その人。
ろうか‐ばし【廊下橋】
1 険しい道などに、廊下のように架けた屋根付きの橋。 2 城内で廊下のように架け渡した橋。左右の側面に壁を作って横矢を防ぎ、狭間(はざま)を設ける。横蔀(よこしとみ)。
ろう‐びょう【廊廟】
《表御殿の意》政務を執る殿舎。廟堂。
ろうびょう‐の‐うつわ【廊廟の器】
《「蜀志」許靖伝評から》朝廷の大政に参画しうる器量。宰相たる器量。