ひき‐お・う【引き負ふ】
[動ハ四]奉公人が主家の金を使い込む。「手代に—・はれ」〈浮・新永代蔵・二〉
ひき‐おこ・す【引(き)起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 倒れたり、横になったりしたものを、引っ張って起こす。「腕をとって—・す」 2 (「惹き起こす」とも書く)事件・騒ぎなどを新たに生じさせる。「論争を—・す」
ひき‐おとし【引(き)落(と)し】
1 引き落とすこと。 2 相撲のきまり手の一。相手の手や前褌(まえみつ)を取って引き、前方にはわせる技。
ひき‐おと・す【引(き)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 前や下に引いて落とす。また、相撲で、引き落としの技をかける。「相手の腕をつかんで—・す」 2 公共料金などを、支払人の預金口座から受取人の口座へ所定期日に送金する。「ガス料...
ひき‐お・る【引き折る】
[動ラ四] 1 たわむほど強く引く。「夕潮に楫(かぢ)—・り」〈万・四三三一〉 2 折って二重にする。裾などを折って上げる。はしょる。「衣一つばかりを—・りて」〈今昔・二九・二八〉
ひき‐おろ・す【引(き)下ろす】
[動サ五(四)]引いて下へおろす。また、引っ張って無理におろす。「よろい戸を—・す」「会長の座から—・す」
ひき‐かえ【引(き)換え/引(き)替え】
取りかえること。交換。「代金と—に品物を渡す」
ひき‐かえし【引(き)返し】
1 もとへ戻ること。 2 女性の和服の仕立てで、表と同じ布地を裾回しに用いること。また、その仕立て。ひっかえし。 3 《「引き返し幕」の略》歌舞伎で、一連の場面なのに、道具などの都合で続けられな...
ひきかえし‐ふのうてん【引(き)返し不能点】
⇒ポイントオブノーリターン
ひき‐かえ・す【引(き)返す】
[動サ五(四)] 1 進んできた道をもとへ戻る。ひっかえす。「途中で—・す」 2 もとの状態に戻る。昔のようになる。「まだ(琴ノ)調べも変はらず、—・し、その折、今の心地し給ふ」〈源・松風〉 3...