いよ【弥】
[副]《「いや」の音変化》いよいよ。ますます。「宿なき人の如く、—遠くわれは歩まん」〈荷風訳・そゞろあるき〉
いよ‐だ・つ【弥立つ】
[動タ四]寒さや恐ろしさのために身の毛が逆立つ。よだつ。「これを聞きて心に怖れをなし、身の毛—・つ」〈今昔・一・六〉
び【弥〔彌〕】
[常用漢字] [音]ビ(漢) ミ(呉) [訓]や いや いよいよ 〈ビ〉 1 端から端まで及ぶ。わたる。「弥久」 2 すみずみまで。ひとわたり。「弥縫」 3 (「瀰(び)」と通用)どこまでも広...
び‐きゅう【弥久】
長い期間にわたること。長びくこと。「曠日(こうじつ)—」
び‐じつ【弥日】
日を重ねること。いく日にもまたがること。
び‐ほう【弥縫】
[名](スル)失敗や欠点を一時的にとりつくろうこと。「彼の生活はもう…—することも出来ない程あまりに四離滅裂だったのだ」〈梶井・瀬山の話〉
びほう‐さく【弥縫策】
一時のがれにとりつくろって間に合わせるための方策。「—を講じる」
び‐まん【弥漫/瀰漫】
[名](スル)一面に広がり満ちること。はびこること。「不穏な空気が—する」
み【弥/眉/美/微】
〈弥〉⇒び 〈眉〉⇒び 〈美〉⇒び 〈微〉⇒び
み‐せん【弥山】
奈良県南部、大峰山中部の一峰。標高1895メートル。 広島県南西部、厳島(いつくしま)の最高峰。標高535メートル。モミ・ツガなどの原始林がある。