こく‐いん【刻印】
[名](スル) 1 印を彫ること。また、その印。 2 刻みつけること。「幼児期に—された心象」 3 「極印(ごくいん)2」に同じ。
しのぎ‐ぼり【鎬彫(り)】
木材などの溝を、中央に鎬をつけて彫る方法。
じょう‐ぼく【上木】
[名](スル)書物を印刷するため版木に彫ること。また、書物を出版すること。上梓(じょうし)。「篤胤(あつたね)先生の古史伝を伊那の有志が—しているように聞いていますが」〈藤村・夜明け前〉
すみ‐はん【墨版】
1 浮世絵で、絵の輪郭や図柄の主要な部分を描いた版木。絵師が描いた下絵を版木に裏返しに貼りつけて彫る。版木の製作過程では、これを摺った墨摺をもとに、各色を摺るための色版が作成される。 2 《「ス...
てっ‐ぴつ【鉄筆】
1 謄写版の原紙に文字を書くときなどに用いる、先端が鉄製の筆記具。 2 印(いん)を彫る小刀。印刀。 3 印を彫ること。印刻。篆刻(てんこく)。
どう‐ばん【銅版】
《「どうはん」とも》印刷技法の一。銅板の表面を凹版にし、インクを流して印刷する方法。銅板を直接彫る彫刻銅版と、薬品による腐食銅版とに大別される。→腐食銅版
はず‐さし【筈刺(し)】
矢筈の弦をはめる部分を彫るのに用いる小刀。はんざし。
はん【板】
[音]ハン(漢) バン(慣) [訓]いた [学習漢字]3年 〈ハン〉 1 木を薄く平らに切ったもの。また、そうした形状のもの。いた。「甲板(かんぱん・こうはん)・乾板(かんぱん)・合板・鉄板(...
はん‐した【版下】
1 木版・印判などを彫るための下書き。薄い紙に絵や文字を書き、裏返しにして版木・印材にはりつける。 2 製版用の絵・図・表など。
はん‐や【版屋/板屋】
版木を彫ることを職業とする人。また、その店。版木屋。