ししあい‐ぼり【肉合(い)彫(り)】
彫金の技法の一。文様の輪郭を線刻し、その線の内側に沿って浅く彫り下げ、薄肉彫りふうにする。杉浦乗意の創始とされる。
しのぎ‐ぼり【鎬彫(り)】
木材などの溝を、中央に鎬をつけて彫る方法。
すかし‐ぼり【透かし彫(り)】
金属・木・石などをくりぬいて文様を表す技法。文様を透かして素地を残す方法(文様透かし)と、文様の周りの素地を透かす方法(地透かし)がある。木彫仏の光背、欄間、刀剣の鐔(つば)などに技巧を凝らした...
すきだし‐ぼり【鋤き出し彫(り)】
彫金の技法の一。絵模様や文字が現れるように、輪郭に沿ってそれ以外の部分を鏨(たがね)で削ったもの。日本刀の鐔(つば)の細工に多くみられる。鋤き彫り。
すき‐ぼり【鋤き彫(り)】
⇒鋤き出し彫り
すじ‐ぼり【筋彫(り)/条彫(り)】
1 下絵を画面に当て、上から鋭い刃物などで傷をつけて図様を写すこと。釘彫(くぎぼ)り。 2 ⇒毛彫(けぼ)り 3 入れ墨で、輪郭だけ彫ったもの。
ぞうげ‐ぼり【象牙彫(り)】
象牙を材料として彫刻したもの。牙彫(げぼ)り。
たか‐うきぼり【高浮(き)彫(り)】
浮き彫りの一。絵・模様・文字などを厚く浮き上がらせたもの。高肉彫り。⇔薄浮き彫り。
たか‐にくぼり【高肉彫(り)】
1 彫金の技法の一。文様を高く浮き上がらせるもの。厚手の金属の地の部分を深く彫ったり、金属板を裏から打ち出して表から彫りととのえたりする方法などがある。 2 ⇒高浮き彫り
ちょう【彫】
[常用漢字] [音]チョウ(テウ)(呉)(漢) [訓]ほる 模様や文字をほり刻む。「彫刻・彫塑・彫像・彫琢(ちょうたく)/木彫」