く‐えき【苦役】
1 つらく苦しい労働。「—を課せられる」 2 懲役のこと。
く‐えき【駆役】
[名](スル)追い立てて使うこと。こき使うこと。
くじ‐の‐やく【籤の役/孔子の役】
室町幕府の職名。毎年正月の評定始めの式で、政務の会議で発言する人を決めるためのくじを出す役。
くに‐やく【国役】
1 平安末期、国司がその国内に限って課した租税・諸役。 2 室町時代、守護の課した諸役。 3 江戸時代、幕府が一定の国に限って臨時に賦課した税。
くぼう‐やく【公方役】
室町時代、幕府によって課せられた夫役(ぶやく)。
く‐やく【公役】
1 官府から人民に課せられた兵役や夫役(ぶやく)。 2 江戸時代、幕府が江戸の町人に課した夫役。のち、銀納となる。
くら‐やく【倉役】
室町時代、幕府・諸大名が土倉(どそう)・質屋に課した税。土倉役。
ぐん‐えき【軍役】
1 軍隊で、軍人として務めること。「—につく」 2 戦争、戦役のこと。ぐんやく。 3 戦国時代以後、武士が主君に対して負う軍事上の負担。所領・俸禄に応じた部下と武器とを持つことが義務づけられた。...
ぐん‐やく【軍役】
「ぐんえき(軍役)2・3」に同じ。
けいちょう‐の‐えき【慶長の役】
豊臣秀吉が文禄の役で明と和議をしたのち、明使のもたらした表文をめぐって再び慶長2年(1597)正月に朝鮮に出兵した戦役。翌年秀吉の死後に撤兵した。→文禄(ぶんろく)の役