おう‐らい【往来】
[名](スル) 1 行ったり来たりすること。行き来。「車が激しく—する」 2 人や乗り物が行き来する場所。道路。「—で遊ぶ」 3 互いに行ったり来たりすること。交際。「足しげく—する間柄」 4 ...
かんねつ‐おうらい【寒熱往来】
寒けを催したり、熱気を催したりする病状。漢方でいう。
こはば‐おうらい【小幅往来】
相場が比較的わずかな範囲で上下に値動きすること。
しょうそく‐おうらい【消息往来】
手紙の慣例語句を集めた往来物の一。寺子屋の消息文の教科書。
しょうばい‐おうらい【商売往来】
往来物の一。江戸時代、商売に関係した事柄を書いたもの。
せきそおうらい【尺素往来】
室町中期の往来物。1巻。一条兼良著といわれる。文明13年(1481)以前の成立。年中行事や各種事物の話題を集めて、往復書簡の形式にまとめたもの。
だいなにわしょにんおうらい【大浪花諸人往来】
有明夏夫の推理小説。昭和53年(1978)刊行。同年、第80回直木賞受賞。昭和56年(1981)、「なにわの源蔵事件帳」の題名でテレビドラマ化。
ていきんおうらい【庭訓往来】
室町時代の往来物。1巻。玄恵(げんえ)著と伝えられるが未詳。応永年間(1394〜1428)ころの成立か。1年各月の消息文を集めた初学者用の書簡文範。擬漢文体で書かれ、武士・庶民の生活上必要な用語...
ひゃくしょう‐おうらい【百姓往来】
往来物の一。江戸時代、農民の子供に文字や知識を教えるために作られた教科書。
めいごうおうらい【明衡往来】
平安後期の往来物。2巻または3巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)著。成立年未詳。漢文で書かれた男子用の書簡文例集。現存の往来物では最古。雲州消息。雲州往来。