い‐おう【以往/已往】
1 その時からのち。以後。以降。「平安遷都—の文化」 2 (已往)それより前。以前。往時。「およばぬ高き姿を願ひて寛平—の歌にならはば」〈近代秀歌〉 [補説]本来、「以往」はある時からのち、「已...
い‐おう【易往】
仏語。阿弥陀仏の救いの働きによって、極楽浄土にたやすく往生できること。
いち‐おう【一応/一往】
[名] 1 一度。一回。「—も二応も」「今—篤(とく)と考えて見まして」〈二葉亭・浮雲〉 2 一度行くこと。「—の新賓なれば感思おさへがたし」〈海道記・序〉 [副] 1 十分ではないが、ひと...
うおう‐さおう【右往左往】
[名](スル)《「うおうざおう」とも》うろたえてあっちへ行ったりこっちへ来たりすること。あわてふためいて混乱したさまをいう。「会場を探して—する」
おう【往】
[音]オウ(ワウ)(呉)(漢) [訓]ゆく いぬ [学習漢字]5年 1 出かけて行く。「往還・往生(おうじょう)・往診・往復・往来・往路/勇往・右往左往」 2 時間が過ぎ去る。過去。「往古・往時...
おう‐おう【往往】
[副](多く「往往に」「往往にして」の形で)物事がしばしばあるさま。まま。「こういうことは—にしてあるものだ」
き‐おう【既往】
過去。また、すんでしまった事柄。「一切—を云わず」〈福沢・福翁自伝〉
きょう‐おう【嚮往】
[名](スル)その方に心が向いてゆくこと。尊び慕うこと。「彼れ皆な私淑する所あり、務めて士風に—せり」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉
さい‐おう【再応/再往】
再び繰り返すこと。再度。
さおう‐うおう【左往右往】
[名](スル)「右往左往」に同じ。