いなり‐しんこう【稲荷信仰】
稲荷神、および稲荷神社に対する信仰。田の神の信仰など稲作との結びつきが強く、後世は商売繁盛の守り神ともされる。狐を稲荷神の使いとする俗信も加わって民間に広まった。
い‐ふう【遺風】
1 後世に残っている昔の風習・習慣。「封建時代—」 2 後世に残っている先人の教え。「古人の—を慕う」
い‐ほう【遺芳】
《あとまで残る香りの意から》 1 後世に残る名誉・業績。 2 後世に残る筆跡。遺墨。
い‐れつ【遺烈】
後世に残した功績。前人の残した功績。
いん‐ぱ【院派】
平安後期から鎌倉時代にかけて、京都に造仏所を置いていた仏師の一派。院助・院覚など名が「院」で始まる仏師が多かったため、後世名づけたもの。
うし‐ぬすびと【牛盗人】
1 牛を盗む人。牛泥棒。うしぬすっと。 2 口が重く、動作の鈍い人をののしっていう語。「—と言はれうとも後世願ひと言はれな」〈譬喩尽・四〉 3 ウキゴリの別名。 [補説]狂言の曲名別項。→牛盗人
うら‐て【占手】
1 昔、相撲(すまい)の節会(せちえ)で、最手(ほて)に次ぐ2番目の地位。左・右とあり、後世の関脇に相当する。最手脇(ほてわき)。 2 歌合わせで、最初の1番。「左方—の菊は」〈寛平菊合〉 3 ...
エチミアジン‐だいせいどう【エチミアジン大聖堂】
《Mayr Tajar Surb Ejmiatsin》アルメニア北西部の都市エチミアジンにある大聖堂。301年にアルメニア正教の大主教座が置かれ、大聖堂が建築された。後世のアルメニア正教聖堂の規...
えん‐ぱ【円派】
平安中期から鎌倉時代にかけての仏師の一派。定朝(じょうちょう)の弟子長勢を祖とし、三条仏所を形成して活躍。長勢の弟子円勢以下長円・賢円・明円と円の字を名にもつ仏師が多いため、後世このように名づけ...
えんめい‐じぞう【延命地蔵】
延命・利生(りしょう)を誓願する地蔵尊。新しく生まれた子を守り、その寿命を延ばすという。後世は、短命・若死にを免れるため信仰された。