おち【復ち/変若ち】
《動詞「お(復)つ」の連用形から》 1 もとにかえること。「(ソノ鷹ハ)手放(たばな)れも—もかやすきこれをおきて」〈万・四〇一一〉 2 若返ること。復活すること。「我がやどに咲けるなでしこ賂(...
おち‐かえ・る【復ち返る/変若ち返る】
[動ラ四] 1 若返る。「露霜の消(け)易き我(あ)が身老いぬともまた—・り君をし待たむ」〈万・三〇四三〉 2 もとに戻る。また、繰り返す。「あかつきの寝覚めの千鳥誰(た)がためか佐保の川原に—...
おち‐みず【復ち水/変若ち水】
飲むと若返るという水。月は欠けて、また満ちるところから、月の神が持っているとされた。「セーヌ川の水が夫には—になりそうである」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉 「月読(つくよみ)の持てる—」〈万・三二四五〉
お・つ【復つ/変若つ】
[動タ上二]もとに戻る。若返る。「雲に飛ぶ薬食(は)むよは(=ヨリハ)都見ばいやしき我(あ)が身また—・ちぬべし」〈万・八四八〉
さらい【復習】
(多く「おさらい」の形で用いる) 1 教えられたことを繰り返し練習すること。復習。さらえ。「書き取りのお—」 2 芸事の師匠が弟子を集めて、日ごろ教えたことを演じさせること。また、その会。温習(...
さらい‐がき【復習書(き)】
文字を繰り返して書き習うこと。手習い。習字。さらえがき。
さら・う【復習う】
《「浚(さら)う」と同語源》 [動ワ五(ハ四)]教えられたことを繰り返して練習する。復習する。さらえる。「小唄を—・う」 [可能]さらえる [動ハ下二]「さら(復習)える」の文語形。
さらえ【復習】
「さらい(復習)」に同じ。
さら・える【復習える】
[動ア下一][文]さら・ふ[ハ下二]「復習(さら)う」に同じ。「三味線を—・える」
にし‐どち【復蜟】
チョウやガのさなぎ。特に、アゲハチョウやスズメガのさなぎ。指でつまんで「西はどっち、東はどっち」と言うと、それに答えるように腰から上を振るといわれる。入道虫。西向け。