わすれ‐さ・る【忘れ去る】
[動ラ五(四)]すっかり忘れて、二度と思い出さない。
わすれ‐ざき【忘れ咲き】
「返り咲き」に同じ。
わすれ‐じお【忘れ潮】
満潮時にたまった海水が、潮が引いてもそのまま残っているもの。
わすれ‐じも【忘れ霜】
春の終わりごろになり、急に気温が低下し、霜が降りること。また、その霜。晩霜。別れ霜。「八十八夜の—」《季 春》「鶯も元気を直せ—/一茶」
わすれっ‐ぽ・い【忘れっぽい】
[形]忘れやすい性質である。「年をとると—・くなる」 [派生]わすれっぽさ[名]
わすれな‐ぐさ【勿忘草】
《forget-me-not》ムラサキ科の多年草。高さ約30センチ。葉は長楕円形。5、6月ごろ、尾状に巻いた花穂を出し青色の5弁花を多数つける。ヨーロッパの原産で、19世紀にパリでは恋人への贈り...
わすれなぐさ‐いろ【勿忘草色】
ワスレナグサの花弁のような色。明るい青色。
わすれ‐ね【忘れ音】
時節を過ぎて鳴く虫の音。
わすれ‐ばな【忘れ花】
時節を過ぎて咲く花。返り花。《季 冬》「蒲公(たんぽぽ)の—あり路の霜/蕪村」
わすれ‐みず【忘れ水】
野中などを人に知られずに細々と流れている水。