いら・う【応ふ/答ふ】
[動ハ下二]「いら(応)える」の文語形。
いらえ【応え/答え】
こたえること。返事。「中からすぐ—があった」〈山本有三・波〉
いら・える【応える/答える】
[動ア下一][文]いら・ふ[ハ下二]返事をする。こたえる。「声をかくれば、『ヘイ』と—・えて」〈逍遥・当世書生気質〉
おう【応〔應〕】
[音]オウ(呉) ヨウ(漢) [訓]こたえる いらえる [学習漢字]5年 1 問いや呼びかけにこたえる。「応酬・応答/呼応」 2 承知する。「応諾」 3 外からの求めや働きかけを受けて動く。「応...
おうあん【応安】
南北朝時代、北朝の後光厳天皇・後円融天皇の時の年号。1368年2月18日〜1375年2月27日。
おうあんしんしき【応安新式】
南北朝時代の連歌式目。1巻。二条良基著。応安5年(1372)成立。救済(ぐさい)の助力により、連歌の規則を新しく制定したもの。連歌新式。
おうえい【応永】
室町中期、後小松天皇・称光天皇の時の年号。1394年7月5日〜1428年4月27日。
おうえい‐の‐がいこう【応永の外寇】
応永26年(1419)倭寇(わこう)の被害に悩む李氏朝鮮が、その根拠地とみなした対馬(つしま)を兵船227隻で襲撃した事件。宗貞盛(そうさだもり)の反撃を受けて撤退。
おうえい‐の‐らん【応永の乱】
応永6年(1399)大内義弘が足利義満に背いて堺に挙兵、敗死した事件。これを機に、守護大名に対する将軍権力が確立した。
おう‐えき【応益】
各自が受け取る利益の程度に応じること。→応能