おもう‐こころ【思ふ心】
[連語] 1 愛する心。恋心。「家にして結ひてし紐を解き放(さ)けず—を誰か知らむも」〈万・三九五〇〉 2 このようにしたいという気持ち。「生まれし時より—ありし人にて」〈源・桐壺〉
おもう‐どち【思ふどち】
[連語]気の合った者どうし。親しい者どうし。「梅の花今盛りなり—かざしにしてな今盛りなり」〈万・八二〇〉
おもう‐よう【思ふ様】
[名]「おもうさま(思う様)」に同じ。「この人をかうまで思ひやり言とふは、なほ—の侍るぞ」〈源・澪標〉 [形動ナリ]「おもうさま(思う様)」に同じ。「大将いと—なる心地し給ふ」〈宇津保・...
も・う【思ふ】
[動ハ四]「おもう」の音変化。「い伐(き)らむと心は—・へどい取らむと心は—・へど」〈記・中・歌謡〉