こい【恋】
1 特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「—に落ちる」「—に破れる」 2 土地・植物・季節などに思いを寄せること。「明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき—...
こい【恋】
小池真理子の恋愛小説。学園紛争の時代を背景に、3人の男女の倒錯した愛の世界を描く。平成7年(1995)発表。同年、第114回直木賞受賞。
こい‐あま・る【恋ひ余る】
[動ラ四]恋心が抑えきれないで外に表れる。「隠沼(こもりぬ)の下ゆ—・り白波のいちしろく出でぬ人の知るべく」〈万・三〇二三〉
こい‐うた【恋歌】
恋心を歌った詩歌。こいか。
こいおしえ‐どり【恋教へ鳥】
《伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神がこの鳥の動作を見て夫婦の道を知ったという神話から》セキレイの古名。「あの鶺鴒(せきれい)を…庭たたき、—ともいふぞとよ」〈浄・...
こい‐か【恋歌】
「こいうた」に同じ。
こい‐かぜ【恋風】
恋心のせつなさを、風が身に染みるのにたとえていう語。「冬の夜の—ぞっと身に染て」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
こい‐がたき【恋敵】
恋の競争相手。自分が恋する人に、同様に恋している人。 [補説]作品名別項。→恋敵
こいがたき【恋敵】
《原題The Rivals》シェリダンの処女戯曲。5幕。1775年初演の恋愛喜劇。
こい‐ぐさ【恋草】
恋の思いが激しく燃え上がるようすを、草の生い茂るのにたとえていう語。「—を力車に七車積みて恋ふらくわが心から」〈万・六九四〉