し【恣】
[常用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]ほしいまま かって気まま。ほしいまま。「恣意/専恣・放恣」
し‐い【恣意】
自分の思うままに振る舞う心。気ままな考え。「選択は—に任せる」「—的判断」
しい‐せい【恣意性】
《(フランス)arbitraire》ソシュールの用語。言語記号の記号表現(能記)と記号内容(所記)との結びつきが恣意的であるということ。→能記 →所記
しい‐てき【恣意的】
[形動]気ままで自分勝手なさま。論理的な必然性がなく、思うままにふるまうさま。「—な判断」「規則を—に運用する」
し‐こう【恣行】
[名](スル)ほしいままに行うこと。かって気ままに振る舞うこと。
ほしい‐まま【縦/恣/擅】
[形動][文][ナリ]《「ほしきまま」の音変化》思いのままに振る舞うさま。自分のしたいようにするさま。「権力を—にする」「—な空想にひたる」
ほしき‐まま【縦/恣/擅】
[形動ナリ]「ほしいまま」に同じ。「巧みにして—なるは失のもとなり」〈徒然・一八七〉