おう‐し【横恣】
[名・形動]ほしいままなこと。勝手気ままなこと。また、そのさま。「大国の—な振る舞い」
きょう‐し【驕恣/驕肆】
[名・形動]おごりたかぶって、ほしいままに振る舞うこと。また、そのさま。「太子の寵を頼んで—であることまでが」〈中島敦・李陵〉
し【恣】
[常用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]ほしいまま かって気まま。ほしいまま。「恣意/専恣・放恣」
じ‐し【自恣】
1 自分の思うがままに行動すること。わがまま。きまま。 2 夏安居(げあんご)の最後の日に、僧たちが安居中の罪過の有無を問い、反省懺悔(さんげ)しあう作法。
じゅう‐し【縦恣】
[名](スル)好きかってにふるまうこと。
せん‐し【専恣/擅恣】
ほしいままにすること。わがまま。勝手気まま。「其非横—を憤り、民心漸く起(た)つ」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ほう‐し【放恣/放肆】
[名・形動]気ままでしまりのないこと。勝手でだらしのないこと。また、そのさま。「—な日々を送る」「生活が—に流れる」
ほしい‐まま【縦/恣/擅】
[形動][文][ナリ]《「ほしきまま」の音変化》思いのままに振る舞うさま。自分のしたいようにするさま。「権力を—にする」「—な空想にひたる」
ほしき‐まま【縦/恣/擅】
[形動ナリ]「ほしいまま」に同じ。「巧みにして—なるは失のもとなり」〈徒然・一八七〉