ゆう【悠】
[常用漢字] [音]ユウ(イウ)(呉)(漢) [訓]はるか 1 時間的・空間的に、どこまでも続くさま。はるか。「悠遠・悠久」 2 気分がゆったりしているさま。「悠然・悠長・悠揚・悠悠自適」 [名...
ゆう‐えん【悠遠】
[名・形動]時間的、空間的に、はるかに遠いこと。また、そのさま。「—な(の)太古を思う」
ゆう‐きゅう【悠久】
[名・形動]果てしなく長く続くこと。長く久しいこと。また、そのさま。「—の歴史」「—な(の)大自然」
ゆう‐ぜん【悠然】
[ト・タル][文][形動タリ]物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま。悠々。「—と立ち去る」「—たる態度」
ゆう‐ちょう【悠長】
[名・形動]動作や態度などが落ち着いていて気の長いこと。また、そのさま。「—に構える」「—な話」 [派生]ゆうちょうさ[名]
ゆう‐ゆう【悠悠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 はるかに遠いさま。限りなく続くさま。「—たる大空」「—たる時の流れ」 2 ゆったりと落ち着いたさま。「老後を—と暮らす」「—たる面持ち」 3 十分に余裕のある...
ゆうゆう‐かんかん【悠悠閑閑/優優閑閑】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりと落ち着いているさま。のんきにかまえるさま。「—と毎日を過ごす」
ゆうゆう‐じてき【悠悠自適】
[名](スル)世間のことに煩わされず、自分の思いのままに暮らすこと。「—の生活」
ゆう‐よう【悠揚】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとしてこせこせしないさま。落ち着いているさま。「—たる物腰」「—迫らぬ態度で対する」 [名]ゆるやかにあがること。また、はるか遠くまで届くこと。「梵音雲...
ゆ‐き【悠紀/斎忌/由基】
《「斎(ゆ)酒(き)」で、神聖な酒の意。それを奉る地というところから》大嘗祭(だいじょうさい)のとき、新穀・酒料を献上すべき第一の国郡。また、そのときの祭場。→主基(すき)