ならず‐もの【成らず者/破落戸】
1 品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。 2 生計が思うようにならない者。「銀の才覚—と茶屋にはせかれ」〈浄・女腹切〉
なれ‐あ・う【馴れ合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに親しむ。「—・って気心の知れた仲」 2 共謀して悪事をたくらむ。ぐるになって他をあざむく。「業者どうしが—・う」 3 男女が情を通じ合う。「他国から稼ぎに来てる男と...
盗人(ぬすっと)猛猛(たけだけ)しい
盗みをしながら平気でいたり、悪事をとがめられて逆に居直ったりすることをののしっていう語。ぬすびと猛々しい。
盗人(ぬすびと)にも三分(さんぶ)の理(り)
悪事を働くにも相応の理屈はある。どんなことにでも理屈はつけられるということ。泥棒にも三分の道理。
盗人(ぬすびと)の逆恨(さかうら)み
泥棒が自分の悪事はたなに上げて、捕らえた人や被害者を恨むこと。
寝息(ねいき)を窺(うかが)・う
眠っているのかどうかようすを見る。また、人が眠っている間に、気づかれずに悪事などをしようとする。「—・って部屋に忍び込む」
ね‐ぐみ【根組み】
根深い意図。たくらみ。「問ふに及ばぬ悪事の—」〈伎・名歌徳〉
ねずみ‐こんじょう【鼠根性】
ネズミのように、こそこそと悪事をはたらくずるい性質。「にくむ処枉惑(わうわく)なる—なるかな」〈咄・醒睡笑・四〉
寝(ね)た牛(うし)に芥(あくた)掛(か)くる
悪事をした罪を無関係の人に着せることのたとえ。
寝刃(ねたば)を合(あ)わ・す
《寝刃は切れ味の鈍くなった刃》刀剣の刃を研ぐ。転じて、こっそり悪事をたくらむ。