かい‐ご【改悟】
[名](スル)自分の犯した悪事や失敗を認めて、それをあらため直すこと。改悛(かいしゅん)。「懲戒するとか—さすとか云うは既決監のことで」〈鉄腸・雪中梅〉
かい‐しゅん【改悛】
[名](スル)犯した悪事や過ちを悔い改め、心を入れ替えること。改心。改悟。悔悛。「—の情が顕著である」
隠(かく)れたるより見(あらわ)るるはなし
《「礼記」中庸から》 1 人に隠れて悪事をして、だれも知らないと思うのは誤りで、自分が知っているのだから、これ以上明らかなことはない。 2 秘密はかえって世間に知られやすい。隠すより現る。
かけ‐おち【駆(け)落ち/駈け落ち/欠(け)落ち】
[名](スル) 1 結婚を許されない相愛の男女がひそかによその土地に逃れること。「親に結婚を反対されて—する」 2 ひそかに逃げること。逐電。出奔。「あとに残った人は自分の—の為に助かるに違いな...
かさ・ねる【重ねる】
[動ナ下一][文]かさ・ぬ[ナ下二] 1 物の上に、さらにそれと同類の物を載せる。「書類を—・ねる」「着物を—・ねて着る」 2 ある物事に、さらにそれと同類の物事を加える。また、同じことを何度も...
か‐しゃ【火車】
1 仏語。生前悪事を犯した亡者を乗せて地獄に運ぶという、火の燃えている車。また獄卒が呵責(かしゃく)に用いるという火の車。「身を責め砕く—の責め」〈謡・綾鼓〉 2 車輪の形に燃える火。「天よりは...
片棒(かたぼう)を担(かつ)・ぐ
計画に加わって協力する。荷担する。多く、悪いことにいう。「悪事の—・ぐ」
かだ・む【奸む/姧む/佞む】
[動マ四]《「かたむ」とも》 1 悪事をたくらむ。あざむく。「詐(いつは)り—・める心をもちて」〈続紀宣命・二八詔〉 2 姦淫(かんいん)する。「今の夫に—・み婚(つる)びて」〈霊異記・中〉
かん‐さい【奸才/姦才】
悪事に関する才能。よこしまな才。わるぢえ。
かんぜん‐ちょうあく【勧善懲悪】
善事を勧め、悪事を懲らすこと。特に、小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される、道徳的な見解にいう。勧懲。