あたら【可惜/惜】
[副]《形容詞「あたら(可惜)し」の語幹から》惜しくも。残念なことに。あったら。「—好機を逃した」
あたら・し【可惜し/惜し】
[形シク] 1 《それに相当するだけの価値がある、というところから》そのままにしておくには惜しいほどりっぱだ。すばらしい。「求めて得し玉かも拾(ひり)ひて得し玉かも—・しき君が老ゆらく惜(お)し...
あったら【可惜/惜】
[副]「あたら」の音変化。「—短い青春を棒に振る」
おし・い【惜しい】
[形][文]を・し[シク] 1 大切なものを失いたくない。むだにすることが忍びない。もったいない。「—・い人物を失った」「時間が—・い」「名残が—・い」 2 もう少しのところで実現されずに終わっ...
おし‐が・る【惜しがる】
[動ラ五(四)]惜しいという気持ちを表す。残念そうにする。「—・る様子もなく差し出す」
おしけ‐く【惜しけく】
《形容詞「お(惜)し」のク語法》惜しいこと。「かくのみし恋ひし渡ればたまきはる命も我は—もなし」〈万・一七六九〉
おしけ・し【惜しけし】
[形ク]《「惜しけく」の形容詞化》惜しい。「紫のゆゑに心をしめたればふちに身なげむ名やは—・き」〈源・胡蝶〉
おし‐げ【惜しげ】
[名]惜しむ気持ち。「—もなく与える」 [形動ナリ]惜しいと思わせるさま。「みづらゆひ給へるつらつき、顔のにほひ、さまかへ給はむこと—なり」〈源・桐壺〉
おしみ【惜しみ】
惜しむこと。惜しむ気持ち。「売り—」「物—」
おしみ‐な・い【惜しみ無い】
[形]惜しいという気持ちがない。出し惜しみしない。「—・い拍手」