意地(いじ)でも
行きがかり上、無理にでも。意地になって。「—完成させよう」
意地(いじ)に掛(か)か・る
無理にでも自分の意地を押し通そうとする。意地になる。「—・っても事の真相を知りたくなってるんだ」〈里見弴・今年竹〉
いじ‐ば・る【意地張る】
[動ラ五(四)]自分の考えをどこまでも通そうとする。我(が)を張る。意地を張る。「『当方はどうしても頂戴して置きます』と—・った」〈露伴・骨董〉
いじまし・い
[形][文]いぢま・し[シク] 1 意地汚い。けちくさい。「—・い根性」 2 《「いじらしい」と混同した用法》痛々しい感じがする。哀れで見苦しい。「—・い努力」 [派生]いじましげ[形動]いじま...
一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)
どんな弱小なものにも、それ相応の意地や考えがあって、ばかにしてはいけないということのたとえ。
いやしん‐ぼう【卑しん坊】
意地汚いこと。特に、食物をむさぼること。また、その人。食いしん坊。いやしんぼ。
いん‐けん【陰険】
[形動][文][ナリ] 1 表面は何気なく装いながら、心の内に悪意を隠しているさま。「—に立ちまわる」 2 意地悪そうに見えるさま。「—な目つき」 [派生]いんけんさ[名]
うがち【穿ち】
1 穴をあけること。 2 ㋐表に現れない事実・世態・人情の機微を巧みにとらえること。 ㋑黄表紙・洒落本などにみられる、江戸文学の理念を示す語。人情の機微や特殊な事実を指摘し、特に遊里生活の手引き...
えこ‐じ【依怙地】
[名・形動]つまらないことに我を張ること。また、そのさま。片意地。いこじ。「しかし負けた仲間でも—な者は」〈野上・迷路〉
えせ‐もの【似非者】
1 身分の卑しい者。「よき人さらなり、—、下衆(げす)の際だになほゆかし」〈枕・一五九〉 2 にせ者。「但し、—にこそ候ふめれ」〈今昔・二七・三四〉 3 くせ者。したたか者。意地の悪い者。「此家...