愚(ぐ)に返(かえ)・る
年をとって、分別を失う。また、おろかになる。「中風の老父(おやじ)は最早(もう)余程—・ってる様ですが」〈木下尚江・良人の自白〉
愚(ぐ)にも付(つ)かぬ
ばかばかしくて問題にならない。「—ことを言う」
ぐ‐にん【愚人】
おろかな人。ぐじん。
愚人(ぐにん)は夏(なつ)の虫(むし)
愚人は自分から我が身を危地におとしいれるということのたとえ。
愚(ぐ)の骨頂(こっちょう)
この上なくおろかなこと。
ぐ‐ひつ【愚筆】
へたな筆跡。自分の書いた文字や文章などをへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚夫】
おろかな男。無知な夫。また、自分の夫をへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚婦】
おろかな女。また、自分の妻をへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚父】
自分の父をへりくだっていう語。
ぐ‐ぶつ【愚物】
ばかな人。おろか者。愚人。