うず・く【疼く】
[動カ五(四)] 1 傷口などが脈打つように痛む。ずきずき痛む。「虫歯が—・く」「古傷が—・く」 2 心に強い痛みを感じる。「恋人の身を案じて胸が—・く」 [補説]「うずうず」からの連想で、気が...
うそ‐さむ【うそ寒】
《形容詞「うそさむい」の語幹から》 1 なんとなく感じる寒さ。「—の宵」 2 秋になってなんとなく感じる冷気。そぞろ寒。《季 秋》「—をかこち合ひつつ話しゆく/虚子」
うそ‐さむ・い【うそ寒い】
[形][文]うそさむ・し[ク] 1 なんとなく寒い感じである。うすら寒い。うす寒い。「—・い秋の夕暮れ」 2 心が冷え冷えとするさま。心が寒気を感じるさま。うすら寒い。うす寒い。「灰白色の揺動く...
うたた【転】
[副] 1 ある状態が、どんどん進行してはなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。転じて、そうした状態の変化を前にして心が深く感じ入るさまにいう。「—同情の念に堪えない」 2 (「うたたあり」の...
うたて・し
[形ク] 1 嘆かわしい。情けない。「常に思ひ嘆くと聞きはべれば、いと—・くなむ」〈宇津保・蔵開上〉 2 気に入らない。いやだ。「こちたく酔ひののしりて、—・くらうがはしき事ども」〈栄花・つぼみ...
うつくし・い【美しい/愛しい】
[形][文]うつく・し[シク] 1 色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま。人の心や態度の好ましく理想的であるさまにもいう。 ㋐きれいだ。あでやかだ。うるわしい。「若く—・い女性」「...
うつ‐びょう【鬱病】
憂鬱な気分が毎日続き、興味や喜びが感じられなくなる精神疾患。気分障害の一つ。不眠や過眠、食欲不振や過食、頭痛、倦怠感(けんたいかん)などの身体症状を伴い、病状が進行すると、自分には価値がないと感...
うも・れる【埋もれる】
[動ラ下一][文]うも・る[ラ下二]《平安時代以降「むもる」と表記されることが多い》 1 砂や土などに覆われて見えなくなる。埋没する。うずもれる。「雪に—・れた家」 2 才能・真価・業績などが、...
うら【心】
《「裏」と同語源で、表に見えないものの意から》 1 こころ。思い。内心。→心(うら)もなし 2 形容詞・動詞に付いて、心の中で、心の底からの意を表し、さらにその意が弱まって、何ということなく、何...
うら‐がなし・い【心悲しい】
[形][文]うらがな・し[シク] 1 なんとなく悲しい。もの悲しい。「—・い晩秋の景色」 2 心の中で、いとしく感じられる。「むらさきは根もかも終ふる人の児の—・しけを寝を終へなくに」〈万・三五...