あい‐ぼ【哀慕】
[名](スル)愛する人の死を悲しみ、その人を慕うこと。
あい‐ぼ【愛慕】
[名](スル)愛して、懐かしみ慕うこと。「—の情」「英国の風を—し」〈織田訳・花柳春話〉
きん‐ぼ【欽慕】
[名](スル)敬いしたうこと。敬慕。「英雄豪傑の気風を—し」〈藤村・春〉
けい‐ぼ【傾慕】
[名](スル)深く心を寄せてしたうこと。「人心を服せしかば、—する者甚だ多くなりて」〈箕作阮甫訳・玉石志林〉
けい‐ぼ【敬慕】
[名](スル)うやまいしたうこと。「—の情」「師を—する」
けい‐ぼ【景慕】
仰ぎしたうこと。「肥人を—するものは肥人に及ばず」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
こくうれいぼ【虚空鈴慕】
尺八曲の一。普化(ふけ)僧寄竹の作曲と伝える。普化尺八の古伝三曲の一つで、初世黒沢琴古が享保13年(1728)長崎の正寿軒で伝授されたものという。
し‐ぼ【思慕】
[名](スル)思いしたうこと。恋しく思うこと。「—の念をいだく」「亡き母を—する」
せん‐ぼ【羨慕】
[名](スル)うらやみ、したうこと。「後代の武夫をして—して以て武道を磨き」〈田口・日本開化小史〉
つい‐ぼ【追慕】
[名](スル)死者や遠く離れて会えない人などを、なつかしく思うこと。「亡き夫を—する」