さん‐げ【懺悔】
[名](スル)仏語。犯した罪悪を告白して許しを請うこと。→ざんげ(懺悔)
せん‐げ【懺悔】
⇒さんげ(懺悔)
さんげ‐さんげ【懺悔懺悔】
《「ざんげざんげ」とも》 1 月山・羽黒山などの霊山に参る行者などが唱える言葉。 2 歌舞伎下座音楽の一。江戸の世話物で、貧しい町屋の幕開きや小悪党の出入りなどに用いる唄。
さんげ‐めつざい【懺悔滅罪】
仏語。懺悔をして犯した罪業を消滅させること。
さんげ‐もん【懺悔文】
法要の一つとして唱える、懺悔の意を表した文。
ざん【懺】
[音]ザン(慣) サン(漢) セン(呉) 罪を悔いて告白する。「懺悔(ざんげ・さんげ)」 [補説]「懴」は俗字。
ざん‐げ【懺悔】
[名](スル)《「懺」は、梵kṣamaの音写、「悔」はその漢字訳。古くは、また仏教では「さんげ」という》 1 神仏の前で罪悪を告白し悔い改めること。 2 キリスト教会一般では、罪を告白し、神の許...
ざんげするマグダラのマリア【懺悔するマグダラのマリア】
《原題、(イタリア)Maddalena penitente》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。初期の宗教画の一。娼婦をモデルとして描いたとされる。ローマ、ドーリアパンフィーリ美術館所蔵。
ざんげろく【懺悔録】
⇒告白録(こくはくろく) 《原題、(フランス)Les Confessions》ルソーの自伝的告白録。1765〜70年作。赤裸々な自我を表白したもの。告白録。 《原題、(スペイン)Las C...
せん‐ぼう【懺法】
1 経を誦(じゅ)して罪過を懺悔(さんげ)する法要。法華懺法・観音懺法などがある。 2 1のときに誦する経文・偈(げ)文。 3 懺悔の方法を説いた書。