あさ‐えびす【朝恵比須】
1 恵比須神社に朝参りすること。 2 商家で、早朝の客を恵比須神に見立てて、その日の縁起を祝っていう語。
えびす【夷/戎】
《「えみし(蝦夷)」の音変化》 1 「蝦夷(えぞ)」に同じ。「その国の奥に—といふものありて」〈今昔・三一・一一〉 2 都から遠く離れた未開の土地の人。田舎者。「かかることは—、町女(まちめ)...
えびす【恵比須/夷/戎/恵比寿/蛭子】
《「夷(えびす)」と同語源》古くは豊漁の神。のち七福神の一人として、生業を守り、福をもたらす神。狩衣(かりぎぬ)・指貫(さしぬき)・風折烏帽子(かざおりえぼし)をつけ、右手に釣りざおを持ち、左わ...
けん‐じゅう【犬戎】
古代中国の西戎(せいじゅう)の一。殷(いん)・周・春秋時代に陝西(せんせい)省方面で勢力を振るったが、秦に圧迫されて衰えた。犬夷(けんい)。昆夷(こんい)。
さんじゅう【山戎】
中国、春秋時代、現在の河北省北部の山地に住み、燕(えん)・斉(せい)などを侵攻した異民族。
じゅう【戎】
古代、中国で、西方にいた異民族に対する呼称。
じゅう【戎】
[音]ジュウ(漢) [訓]えびす 1 兵器。また、戦争。「戎衣・戎馬」 2 古代中国で、西方の異民族の称。えびす。「戎夷/西戎」 [難読]戎克(ジャンク)
せい‐じゅう【西戎】
古代中国人がトルコ族・チベット族など西方の異民族を称した語。西夷(せいい)。→東夷(とうい) →南蛮 →北狄(ほくてき)
とおか‐えびす【十日戎/十日恵比須】
正月10日に行われる初恵比須の祭り。兵庫県西宮神社・大阪今宮戎神社・京都建仁寺などのものが有名。《季 新年》
はつか‐えびす【二十日戎/二十日恵比須】
江戸をはじめ関東・東北などで、陰暦10月20日に行う恵比須講。1月20日にするところもある。関西では十日戎(とおかえびす)が多い。