なり‐さが・る【成(り)下(が)る】
[動ラ五(四)] 1 地位・財産などを失う。落ちぶれる。「泥棒に—・る」 2 物事の質や程度が下がる。「形式だけの審議に—・る」
なり‐さま【成り様/形様】
1 姿かたち。ありさま。「遊女、かぶき者の—を移し」〈浮・一代女・三〉 2 成長するようす。「子供の—を尋ね」〈浮・一代男・二〉
なり‐しだい【成り次第/為り次第】
[名・形動ナリ]成り行きにまかせること。また、そのさま。「—に勤めて」〈浮・諸艶大鑑・六〉
なり‐すまし【成(り)済まし】
1 氏名・生年月日・住所・本籍・職歴などの個人情報を不正に手に入れ、その人の振りをして資格を取ったり、金品をだまし取ったりすること。「金融機関では—を警戒している」→過誤払い 2 他人のユーザー...
なりすまし‐ウイルス【成(り)済ましウイルス】
⇒遠隔操作ウイルス
なりすまし‐さぎ【成(り)済まし詐欺】
1 「振り込め詐欺」に同じ。家族や銀行員などになりすまして金品をだまし取ることから。 2 実在または架空の人物・企業のアカウントを使って他人になりすまし、金銭などをだまし取ること。→なりすましメール
なりすまし‐メール【成(り)済ましメール】
送信元を偽装した迷惑メール。メールアドレスや送信者名で他人や実在の企業になりすまし、フィルタリングをすり抜けられるようにしたものをさす。
なり‐すま・す【成(り)済ます】
[動サ五(四)] 1 すっかりそのものになる。「『婦人の鑑』の中の女に自分も—・した気がして」〈白鳥・泥人形〉 2 本当にそのものであるようなふりをする。「医者に—・す」
なり‐そ・う【成り添ふ】
[動ハ四]その度合いが増す。ますますそうなる。「人のそねみ深くつもり、安からぬこと多く—・ひ侍りつるに」〈源・桐壺〉
なり‐たけ【成り丈】
[副]「なるたけ」の音変化。「—早く帰りたいの」〈漱石・それから〉