なり‐まさ・る【成(り)増さる】
[動ラ五(四)]ますますそういう状態になる。いよいよその度合いが増す。「夢は美しく—・る」〈康成・招魂祭一景〉
なり‐もてゆ・く【成りもて行く】
[動カ四]だんだんそうなっていく。「ただいふ言葉も、口惜しうこそ—・くなれ」〈徒然・二二〉
なり‐ゆき【成(り)行き】
1 物事が次第に変化していくようすや過程。また、その結果。「事態の—を見守る」「—にまかせる」 2 「成り行き注文」の略。
なりゆき‐ちゅうもん【成(り)行き注文】
顧客が銘柄と数量だけを指定し、値段はその時の相場で取引するように出す売買注文。→指し値注文
なりゆき‐まかせ【成(り)行き任せ】
物事の自然の成り行きにゆだねること。積極的に関わらずに自由にさせること。「—では自分に合う仕事は見つからない」
なり‐ゆ・く【成(り)行く】
[動カ五(四)]次第にある状態に移っていく。「どう—・くかを見きわめる」
なり‐わい【成り合ひ】
[名・形動ナリ]「なりあい」の音変化。「—の渡世は送るものなり」〈浮・永代蔵・四〉