たわむ・れる【戯れる】
[動ラ下一][文]たはむ・る[ラ下二] 1 遊び興じる。何かを相手にして、おもしろがって遊ぶ。「子犬が—・れる」「波と—・れる」 2 ふざける。また、冗談を言う。「人をからかって—・れる」 3 ...
たわ・る【戯る】
[動ラ下二] 1 遊び興じる。遊びたわむれる。「秋くれば野べに—・るる女郎花(をみなへし)いづれの人か摘までみるべき」〈古今・雑体〉 2 みだらな行為をする。「人皆のかく迷(まと)へればうちしな...
たわれ【戯れ】
遊ぶこと。放蕩すること。たわむれ。「年の若き折—せむ」〈梁塵秘抄・二〉
たわれ‐うた【戯れ歌】
たわむれに作る歌。こっけいな歌。また、狂歌。
たわれ‐お【戯れ男】
好色な男。放蕩(ほうとう)する男。道楽者。「すこしもそういう—と違うところがないかのように思った」〈藤村・春〉
たわれ‐ごと【戯れ言】
「たわむれごと」に同じ。
たわれ‐な【戯れ名】
1 狂歌師などの雅号。狂号。狂名。 2 みだりがわしい評判。情事のうわさ。浮き名。「遠つ山宮城が原の萩みると秋は儚き—ぞ立つ」〈曽丹集〉
たわれ‐びと【戯れ人】
たわむれる人。浮気者。好色な人。「対の御方いと色めかしう、世の—にいひ思はれ給へるに」〈栄花・さまざまの喜び〉
たわれ‐め【戯れ女/遊女】
1 好色な女。身持ちの悪い女。「蕩子(たわれお)—の痴情にも近い多くのあわれさを考えたのも」〈藤村・新生〉 2 あそびめ。うかれめ。遊女(ゆうじょ)。「浪の上に浮かれて過ぐる—も頼む人には頼まれ...
わけ【戯奴】
[代] 1 一人称の人代名詞。自分を謙遜していう語。わたくしめ。「我(あ)が君は—をば死ねと思へかも逢ふ夜逢はぬ夜二走るらむ」〈万・五五二〉 2 二人称の人代名詞。目下の相手を親しみを込めて、半...