あがた‐の‐いど【県の井戸】
平安京大内裏の西隅(現在の京都市上京区)にあった県宮(あがたのみや)の井戸。また、その辺りの地名。山吹と蛙(かえる)の名所。[歌枕]「かはづ鳴く—に春暮れて散りやしぬらん山吹の花」〈続後撰・春下〉
あげ‐すど【揚げ簾戸】
1 門柱に楣(まぐさ)を渡して竹製の編み戸をつり、上へ突き上げて開くようにつくった門。主に茶室の露地に中門(ちゅうもん)として用いる。 2 上へ突き上げて開くようにつくった竹製の編み戸。城門など...
あげ‐ど【揚(げ)戸】
1 縦溝に沿って上下に開閉する戸。 2 戸の上端に蝶番(ちょうつがい)などを取り付け、つり上げて開ける戸。
あさ‐いど【浅井戸】
磯田光一による詩人萩原朔太郎の評伝。昭和62年(1987)10月刊。同年2月、最終章が書かれる前に磯田が病没したため、未完。
あさ‐と【朝戸】
朝開ける戸。「—あくれば見ゆる霧かも」〈万・三〇三四〉
あじろ‐ど【網代戸】
木や竹を網代形に編んで作った戸。主に門の戸や、日本式庭園の木戸に用いる。編み戸。
あとひき‐じょうご【後引き上戸】
飲みはじめると、際限なく酒を欲しがる癖のある人。
あなと【穴門/穴戸】
関門海峡の古称。また、長門国の古称。「穴(な)が門(と)」と読んだという説もある。
あぶら‐いど【油井戸】
石油をくみ上げるために掘った井戸。油井(ゆせい)。
あま‐ど【雨戸】
窓や縁側などの外側に立てる戸。風雨を防ぎ、また防犯のためのもの。