のみ‐て【飲(み)手】
酒をよく飲む人。上戸(じょうご)。飲み口。「かなりの—だ」
のめずり‐こ・む【のめずり込む】
[動マ五(四)] 1 のめってすべり入る。「足を辷らしゃあがって湯の中へ—・み」〈滑・七偏人・初〉 2 ふらふらと入り込む。「うぬが今—・んだ所はお戸前口牢屋門といふ所だ」〈伎・四千両〉
のりあいぶね【乗合船】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「乗合船恵方万歳(えほうまんざい)」。3世桜田治助作詞、5世岸沢式佐作曲。天保14年(1843)江戸市村座で初演のときの名題「魁香樹(かしらがき)いせ物語」...
のり‐い・る【乗(り)入る】
[動ラ五(四)] 1 乗り物に乗ったまま中に入る。「ジブラルタルの瀬戸を目的(めがけ)て—・りつつ」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 騎馬で敵陣に攻め入る。「来島が兵は蛤御門に—・りて」〈染崎延房...
のり‐こみ【乗(り)込み】
1 乗り物に乗り込むこと。「乗船切符を買い、さあ—と云うときに」〈福沢・福翁自伝〉 2 能の演技の型の一。右手の扇を上げて前にゆっくりと下ろし、前進する足を止めるとともに拍子を踏むこと。 3 江...
のり‐もの【乗(り)物】
1 人を乗せて移動するもの。汽車・電車・自動車・船・飛行機や、馬・輿(こし)・駕籠(かご)・人力車などの総称。 2 乗って遊ぶためのもの。ジェットコースターやゴーカートなど。「遊園地の—」 3 ...
のろま‐にんぎょう【野呂間人形/野呂松人形/鈍間人形】
操り人形の一種。頭が平たく、顔の青黒い奇怪な風貌(ふうぼう)の道化人形で、人形浄瑠璃の間(あい)狂言を演じた。寛文・延宝(1661〜1681)のころ、江戸の野呂松勘兵衛という人形遣いが始めたとい...
のんこ‐まげ【のんこ髷】
江戸時代、元禄〜享保(1688〜1736)ごろに流行した髪形。両鬢(りょうびん)を細く狭くとり、髷を高く結ったもの。男女の伊達者が好んだ。のんこわげ。
のんやほ‐ぶし【のんやほ節】
江戸時代、元禄(1688〜1704)ごろの上方の流行歌。「のんやほ」という囃子詞(はやしことば)が入る。
は
1 五十音図ハ行の第1音。咽頭の無声摩擦子音[h]と母音[a]とから成る音節。[ha] 2 平仮名「は」は「波」の草体から。片仮名「ハ」は「八」の全画から。 [補説](1) 「は」は、古くは両唇...