クラベス【(スペイン)claves】
拍子木状の2本の硬い材質の棒を打ち合わせ、乾いた響きを出す打楽器。もともとラテン音楽の楽器。
クルアン‐サーイ【(タイ)khrûang sǎi】
タイの弦楽合奏。ソードゥアン・ソーウー・チャケーなどの弦楽器のほかに、縦笛のクルイやチンなどの打楽器が入る。
クンダン【(インドネシア)kěndang】
インドネシアおよびマレーの打楽器。牡羊や水牛などの皮を両面に張った樽形の細長い太鼓で、4種の音を出す。
ぐん‐がく【軍楽】
軍隊で、士気を奮いたたせるためや式典などで奏される音楽。管楽器に打楽器を加えた編成のものが多い。
ぐんたい【軍隊】
《原題、Military》ハイドンの交響曲第100番ト長調の通称。1793年から1794年にかけて作曲。ロンドン交響曲の一。第2楽章と終楽章に、打楽器によるトルコ軍楽風の主題が採り入れられている。
グンデル【(インドネシア)gendèr】
ガムランで用いる旋律打楽器。薄い青銅製の音板をひもでつって木琴のように並べ、各音板の下に竹または鉄製の共鳴筒を付け、布を巻いた円盤が先についた桴(ばち)で奏する。→ガムラン
けい【磬】
中国古代の打楽器。枠の中に「へ」の字形の石板をつり下げ角(つの)製の槌(つち)で打ち鳴らすもの。石板が1個だけの特磬と、十数個の編磬とがある。宋代に朝鮮に伝わり雅楽に使用。日本では奈良時代以降、...
こ【鼓】
打楽器で、胴に革を張って打ち鳴らすもの。太鼓。つづみ。
こ【鼓】
[常用漢字] [音]コ(漢) [訓]つづみ 〈コ〉 1 打楽器の一。つづみ。たいこ。「鼓笛/羯鼓(かっこ)・軍鼓・鐘鼓・太鼓」 2 つづみを打つ。たたく。「鼓吹・鼓動・鼓腹・鼓膜」 3 奮い立...
こい‐あい【乞合】
能や長唄の打楽器の手法の一。大鼓(おおつづみ)と太鼓で奏するもので、太鼓が「ツクツ・ツクツ・ツク天(てん)・ツク天」と打ち、大鼓は最後の「天」に合わせて「チョン」と打つ。