うた・す【打たす】
[動サ下二]《「す」はもと使役の助動詞。むちで打って馬を走らせる意から》馬に乗って行く。「手勢百騎とも二百騎とも、—・せたる大名は一人も参らず」〈太平記・三〉
うたせ‐あみ【打た瀬網】
引き網の一。漁船の船首と船尾から出した長い桁(けた)に網の引き綱を結びつけて、風力・潮力・人力を利用して引き回す袋状の網。底生の魚介類を捕る。
うたせ‐ゆ【打たせ湯】
樋(とい)などから落ちる湯を肩や背に当てて、凝りや痛みを柔らげる入浴法。また、そのような仕掛け。
うたれ‐づよ・い【打たれ強い】
[形][文]うたれづよ・し[ク] 1 ボクシングなど格闘技で、敵の攻撃に耐える力がある。「—・いボクサー」 2 野球で、打者にヒットを打たれてもうまくしのいで得点を与えない。簡単に崩れない精神的...
うたれ‐よわ・い【打たれ弱い】
[形][文]うたれよわ・し[ク]相手からの攻撃に耐える力がない。また、気が弱く、批判・非難や逆境に耐られない。「坊ちゃん育ちで—・い」 [補説]「打たれ強い」からできた語か。
うた◦れる【打たれる】
[連語]《「れる」は受身の助動詞》ある物事から強い感動を受ける。「美談に胸を—◦れる」「意外の感に—◦れる」
うち【打ち】
[接頭]動詞に付いて、その動作・作用を強めたり、語調を整えたりする。また、少し、ちょっと、の意を添えることもある。「—続く」「—興ずる」「—笑(え)む」
うち‐あい【打(ち)合い】
[名](スル) 1 たたき合ったり、切り合ったりすること。 2 (「撃ち合い」とも書く)互いに銃砲を発射すること。 3 互いに技をかけること。「投げの—」
うち‐あ・う【打(ち)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに相手を打つ。「竹刀で—・う」 2 (「撃ち合う」とも書く)互いに銃砲を撃って戦う。「ギャングどうしが—・う映画」 3 互いに技をかける。「土俵際で足技を—・う」 4...
うち‐あか・す【打(ち)明かす】
[動サ五(四)]秘密や悩み事などを包み隠さず話す。うちあける。「兄弟と思う君の事、…、何と—・しては下さらぬか」〈一葉・うもれ木〉