なげ‐いれ【投(げ)入れ/抛げ入れ】
生け花で、自然のままの風姿を保つように生けること。また、その花。室町末期に始まる。投げ込み。投げ入れ花。
なげいれ‐ばな【投(げ)入れ花】
「投げ入れ」に同じ。
なげ‐う・つ【投(げ)打つ/擲つ/抛つ】
[動タ五(四)] 1 惜しげもなく差し出す。また、捨ててしまう。「全財産を—・つ」 2 投げつける。なげすてる。「弓箭を—・ちて宣旨を下していはく」〈今昔・三・二五〉
ほう【抛】
[音]ホウ(ハウ)(漢) [訓]なげうつ ほうり投げる。「抛棄・抛擲(ほうてき)・抛物線」 [補説]「放」を代用字とすることがある。
ほう‐き【放棄/抛棄】
[名](スル) 1 投げ捨ててかえりみないこと。「責任を—する」 2 自分の権利・資格などを捨てて行使しないこと。「権利を—する」
ほう‐きゃく【放却/抛却】
[名](スル)うちすてておくこと。「考えを—してしまわねばならぬ」〈内村・後世への最大遺物〉
ほう‐しゃ【抛射】
投げとばすこと。なげうつこと。
ほうしゃ‐せん【抛射線】
⇒放物線(ほうぶつせん)
ほう‐しゅつ【抛出】
[名](スル)なげ出すこと。ほうり出すこと。
ほう‐てき【放擲/抛擲】
[名](スル)投げ出すこと。捨ててかえりみないこと。「学業を—する」