おっ【押っ】
[接頭]《動詞「お(押)す」の連用形「おし」の音変化》動詞に付いて、意味・語調を強める。「—ぱじめる」「—たまげる」
おっ‐かか・る【押っ掛(か)る】
[動ラ五(四)]《「おしかかる」の音変化》 1 よりかかる。よっかかる。「壁に—・る」 2 今にもなろうとする。なりかかる。「弟とは言ひながら三十に—・り」〈浄・天の網島〉
おっ‐かぶさ・る【押っ被さる】
[動ラ五(四)]「かぶさる」を強めた語。覆いかかる。「手すりに—・って下をのぞく」
おっ‐かぶせ【押っ被せ】
1 おっかぶせること。 2 にせもの。まがいもの。また、それを売りつけること。「他国の人(もの)と見ると、—にかかる、さんごじゅの偽物(ぎぶつ)だ」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
おっ‐かぶ・せる【押っ被せる】
[動サ下一] 1 勢いよく覆いかぶせる。「布団を—・せる」 2 人に負わせる。なすりつける。「責任を他人に—・せる」 3 相手の言葉が終わるか終わらないうちに、すぐ次の言葉を高圧的に言う。かぶせ...
おっ‐こ・む【押っ込む】
《「おしこむ」の音変化》 [動マ四] 1 無理に入る。押し入る。「誰(た)が館(やかた)とも、何の宗旨ともいはせず、—・み—・み」〈咄・醒睡笑・七〉 2 打ち込む。攻め入る。「弓手(ゆんで)へ...
おっ‐た・つ【押っ立つ】
[動タ五(四)]「立つ」を強めていう語。「耳の—・った犬」 [動タ下二]「おったてる」の文語形。
おったて‐じり【押っ立て尻】
《「おったて」は「おしたて」の音変化》今にも立ち上がりそうな、尻を浮かせた落ち着きのない座り方。「旦那は早や—をしかけた」〈上司・兵隊の宿〉
おっ‐た・てる【押っ立てる】
[動タ下一][文]おった・つ[タ下二]「立てる」を強めていう語。「屋上にアンテナを—・てる」
おっ‐たま・げる【押っ魂消る】
[動ガ下一]非常に驚く。ぶったまげる。「心臓が止まるほど—・げる」