あと‐ごし【後輿】
輿の轅(ながえ)の後方を担ぐこと。また、その人。後肩(あとかた)。「兄弟の男子に先輿—舁(か)かれて」〈浄・油地獄〉
あと‐ぼう【後棒】
駕籠(かご)や輿(こし)の担ぎ棒の後ろのほうを担ぐ者。後肩(あとかた)。⇔先棒(さきぼう)。
いき‐づえ【息杖】
駕籠(かご)かきや重い物を担ぐ人が、ひと休みするときに荷物を支えたり、からだのバランスをとったりするために使う長い杖。
おとこ‐しゅう【男衆】
1 男の人たち。おとこしゅ。おとこし。「御輿(みこし)を担ぐ—」⇔女子衆(おなごしゅう)/女衆。 2 男の奉公人。おとこしゅ。おとこし。⇔女子衆/女衆。 3 役者・芸者などの身の回りの世話をする男。
かご‐やく【駕籠役】
1 江戸時代、江戸市中の貸し駕籠業者に課した税。 2 駕籠を担ぐ役目の者。
かた‐あて【肩当て/肩宛】
1 物を担ぐとき肩に当てるもの。 2 単(ひとえ)の長着の衿肩まわりや肩の部分を丈夫にするため、肩の裏側につける布。 3 寝るとき肩に当てて冷えるのを防ぐ布。 4 具足の肩上(わたがみ)の下の襟...
かた‐がわり【肩代(わ)り/肩替(わ)り】
[名](スル)《駕籠(かご)かきが担ぐのを交代する意から》人の債務などをかわって引き受けること。「借金を—する」
かた‐ぐるま【肩車】
1 人を肩や首の辺りにまたがらせて担ぐこと。 2 柔道で、相手を肩にのせ、担いで自分の前方へ投げる技。
かた‐こし【肩輿】
轅(ながえ)を肩に担ぐ輿。けんよ。
かた‐に【片荷】
1 てんびん棒で前後に荷物を担ぐときの、片方の荷。 2 トラックの荷台やコンテナなどの積み荷の重量が、前後または左右に偏っている状態。 3 物流において、往路または復路のどちらか一方にしか荷物を...