お・く【招く】
[動カ四]まねく。呼び寄せる。「月立ちし日より—・きつつうち偲(じの)ひ待てど来鳴かぬほととぎすかも」〈万・四一九六〉
しょう【招】
[音]ショウ(セウ)(呉)(漢) [訓]まねく [学習漢字]5年 呼び寄せる。まねく。「招請・招待・招致・招聘(しょうへい)」 [名のり]あき・あきら
しょう‐いん【招引】
招き寄せること。「直冬を左兵衛督の方へぞ—せられける」〈太平記・二六〉
しょう‐えん【招宴】
宴会に招くこと。また、人を招待して催す宴会。「—にあずかる」
しょう‐かん【招喚】
[名](スル)招き呼ぶこと。また、呼び出すこと。「国野を第三局へ—の上段々吟味になり」〈鉄腸・花間鶯〉
しょう‐きゃく【招客】
客を招くこと。また、招いた客。
しょう‐こ【召呼/招呼】
[名](スル)まねきよぶこと。呼び寄せること。「暫くにしてアリスを—す」〈織田訳・花柳春話〉
しょう‐こん【招魂】
死者の霊をまねいて祭ったり鎮めたりすること。
しょうこん‐さい【招魂祭】
1 死者の霊を招いて行う祭り。 2 招魂社の祭り。各地の護国神社で行われる。東京の靖国神社で行われる春季大祭・秋季大祭をさしていうこともある。《季 春》「春も早や—のころの雨/風生」
しょうこんさいいっけい【招魂祭一景】
川端康成の短編小説。大正10年(1921)4月、「新思潮」誌に発表。靖国神社の祭礼を描いた作品で、菊池寛らに認められ、文壇に進出するきっかけとなった。