もち‐まえ【持(ち)前】
1 その身にもともと備わっているもの。生まれつきのもの。「—の美声」「—のねばりを発揮する」 2 各自が所有している部分。また、担当している仕事や役割などの範囲。
もちまる‐ちょうじゃ【持ち丸長者】
大金持ち。富豪。「—とさたせられ」〈浮・永代蔵・六〉
もち‐まわり【持(ち)回り】
一つの物事が関係する人に順次回っていくこと。「次回から幹事は—とする」
もちまわり‐かくぎ【持(ち)回り閣議】
閣議を招集せず、首相から閣議書を各大臣に回し署名を得て閣議決定とすること。
もち‐まわ・る【持(ち)回る】
[動ラ五(四)]物や用件などを持って関係者のところを順に回っていく。「見本を—・る」「試案を—・る」
持(も)ちも提(さ)げもなら◦ぬ
なんとも処置する方法がない。「交渉がこじれて—◦ぬ」
もち‐もの【持(ち)物】
1 持っているもの。また、身につけているもの。所持品。「—を検査される」 2 所有しているもの。所有物。「土地も家も彼の—だ」
もちゃ・げる【持ちゃげる】
[動ガ下一]「もちあげる」の音変化。「不気味な方面が強く頭を—・げた時」〈漱石・明暗〉
もち‐や【持(ち)家】
所有している家屋。もちいえ。
もち‐よ・る【持(ち)寄る】
[動ラ五(四)]各自が持って寄り集まる。「案を—・る」「酒や肴(さかな)を—・る」