さいか‐いっき【雑賀一揆】
安土桃山時代、雑賀地方で一向宗門徒らの起こした一揆。天正5年(1577)以来、織田信長・豊臣秀吉に抗戦し、天正13年(1585)屈服。
さ‐き【左揆】
左大臣の唐名。左槐(さかい)。⇔右揆。
しまばらあまくさ‐いっき【島原天草一揆】
寛永14年(1637)から翌年にかけて、九州の島原・天草に起こったキリシタン信徒を主とする農民一揆(いっき)。幕府の禁教政策と領主の苛政(かせい)に対し、天草四郎時貞を頭(かしら)とする約4万の...
しょうちょう‐の‐つちいっき【正長の土一揆】
正長元年(1428)畿内一帯に起きた徳政一揆。近江(おうみ)の馬借の蜂起に始まり、酒屋・土倉(どそう)などを襲って私徳政を行った。
しらはた‐いっき【白旗一揆】
室町時代、北武蔵・上野(こうずけ)の源氏の在地中小武士によって組織された武士団。別府・久下(くげ)・高麗(こま)氏などで構成され、白旗を旗印としたのでこの名がある。
つち‐いっき【土一揆】
室町中期、畿内を中心に頻発した農民・地侍の武装蜂起。年貢の減免や徳政を要求して、荘園領主・守護大名、また酒屋・土倉(どそう)などの高利貸とも武力で争った。どいっき。
ど‐いっき【土一揆】
⇒つちいっき
とくせい‐いっき【徳政一揆】
室町時代、畿内周辺の地侍・都市下層民・農民などが幕府に徳政令の発布を要求して起こした一揆。また、かってに徳政と称して金融業者を襲い、略奪を行うものもあった。
ながしま‐いっき【長島一揆】
元亀元年(1570)長島で起こった一向一揆。織田信長に対抗していた石山本願寺の命に応じて蜂起(ほうき)したが、信長による3回の攻撃により天正2年(1574)鎮定された。
のうみん‐いっき【農民一揆】
封建社会において、農民が領主に対して起こした反抗運動。日本では中世に土一揆(つちいっき)・徳政一揆、近世に百姓一揆としてあらわれた。