さ・ぐ【提ぐ】
[動ガ下二]「さ(提)げる」の文語形。
さげ‐おび【下げ帯/提げ帯】
1 室町時代、宮中の女官などが用いた帯。幅は約20センチで、前に結んで垂らした。 2 江戸時代、御殿女中などが夏に締めた帯。両端に厚紙を入れ、背後で結んだ余りを左右に張って垂らしたもの。
さげ‐ざや【提げ鞘】
1 「見せ鞘」に同じ。 2 僧侶・茶人などが携える小刀。
さげ‐じきろう【提げ食籠】
手に提げて持ち歩けるように作ってある食籠。
さげ‐じゅう【提げ重】
1 「提げ重箱」の略。 2 江戸時代の私娼(ししょう)の一。表向きは提げ重箱に食物を入れ、売り歩くようすをした。
さげ‐じゅうばこ【提げ重箱】
手に提げて持ち歩けるように作られた組み重箱。さげじゅう。
さげ‐もの【提げ物】
印籠(いんろう)・巾着(きんちゃく)など、腰に提げて持ち歩くものの総称。こしさげ。
さ・げる【下げる】
[動ガ下一][文]さ・ぐ[ガ下二] 1 ㋐物の一端を固定して下に垂らす。つるす。ぶらさげる。「風鈴を—・げる」「カーテンを—・げる」 ㋑(「提げる」とも書く)物を手・肩・腰などで支えて下に垂らす...
だい【弟/提】
〈弟〉⇒てい 〈提〉⇒てい
だいば【提婆】
《(梵)Āryadevaの音写》3世紀のインドの仏教哲学者。中観哲学派の祖。ナーガールジュナ(竜樹)の弟子となり、空の理法を説いた。著「百論」「百字論」など。聖天。 「提婆達多(だった)」の...