あげ‐すど【揚げ簾戸】
1 門柱に楣(まぐさ)を渡して竹製の編み戸をつり、上へ突き上げて開くようにつくった門。主に茶室の露地に中門(ちゅうもん)として用いる。 2 上へ突き上げて開くようにつくった竹製の編み戸。城門など...
あげ‐せん【上げ銭/揚げ銭】
1 手数料。賃貸料。「一月の—が積もったら大きな事だらう」〈滑・浮世床・二〉 2 労働に対する代金。賃金。「—の残りも今日はすっきりと取って」〈浄・二枚絵草紙〉 3 芸者や遊女と遊ぶ代金。揚げ代...
あげ‐たて【揚(げ)立て】
油で揚がった直後であること。また、そのもの。「—のカツ」
あげ‐だい【揚(げ)代】
遊女や芸者を呼んで遊ぶときの代金。揚げ銭。玉代(ぎょくだい)。花代(はなだい)。
あげ‐だし【揚(げ)出し】
豆腐・ナスなどを、衣をつけずに軽く油で揚げた料理。
あげだし‐どうふ【揚(げ)出し豆腐】
豆腐に片栗粉をまぶして軽く油で揚げ、だし汁をかけた料理。
あげ‐だま【揚(げ)玉】
1 てんぷらを揚げたときに油の中に散った衣のくず。天かす。 2 (「上げ玉」とも書く)兜(かぶと)の頂上の穴の周りにある飾り金物。
あげ‐ちょう【揚(げ)超】
《「引き揚げ超過」の略》国の財政資金対民間収支で、政府収入が支出を上回る場合のこと。⇔散超。
あげ‐つぎ【揚(げ)接ぎ】
接ぎ木で、台木を掘りあげて接ぐ方法。接いでから移植する。ナシ・リンゴ・ブドウなど活着しやすいものに適用。→居接ぎ
あげ‐つぼ【揚げ壺】
さいころ賭博(とばく)で、壺を不正な仕方で開閉すること。転じて、だますこと。ごまかし。「こいつあ一番—を食った」〈伎・小袖曽我〉