あげ【揚げ】
1 油で揚げること。また、揚げたもの。他の語と複合して用いられる。「さつま—」「精進—」「—玉」 2 「油揚げ」の略。 3 客が芸妓・娼妓を一昼夜通して買うこと。「—の日は半時も側に置かねば損の...
あげ‐あし【揚(げ)足/挙(げ)足/上(げ)足】
1 相撲・柔道などで、宙に浮き上がった足。浮き足。 2 鳥獣が地面をかいたり休んだりするために、片足をあげること。また、その足。 3 (上げ足)相場が上昇していくこと。⇔下げ足。 4 一方の足を...
揚(あ)げ足(あし)を取(と)・る
《技を掛けようとした相手の足を取って倒すところから》人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。 [補説]文化庁が発表した令和3年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味...
あげ‐あぶら【揚(げ)油】
揚げ物に使う油。ごま油・菜種油・大豆油やショートニング、ラードなど。
あげ‐いた【上(げ)板/揚(げ)板】
1 床下に物などを入れるために、くぎ付けにしないで、自由に取り外しできるようにした床板。あげぶた。 2 江戸時代の歌舞伎劇場で、舞台の前縁にあった横長の板敷き部分。 3 風呂場などの流しに敷く簀...
あげ‐うま【上(げ)馬/揚(げ)馬】
1 神事の際に、競べ馬や騎射を行うこと。また、その馬。 2 流鏑馬(やぶさめ)などのとき、騎手が最後に乗って走る馬。
あげ‐えん【揚(げ)縁】
商家の店先などに、つり上げられるようにつくられた縁。夜には、それを上げて戸の代わりとする。
あげ‐かす【揚げ滓】
揚げ物をしたあとに油の中に残るかす。
あげ‐く【挙(げ)句/揚(げ)句】
1 連歌・連句の最後の七・七の句。→発句(ほっく) 2 終わり。結果。末(すえ)。「苦労した—が失敗とは情けない」 3 (副詞的に用いて)結局のところ。その結果として。現在では、連体修飾語を上に...
挙(あ)げ句(く)の果(は)て
「挙げ句2」を強めた言い方。最後の最後には。とどのつまり。「口論が続き、挙—殴り合いのけんかになった」