すり‐あわ・せる【摺り合(わ)せる】
[動サ下一][文]すりあは・す[サ下二] 1 二つのものをこすり合わせる。「手を—・せるようにして独楽(こま)を回す」 2 二つの物事を比較する。いくつかの案や意見を突き合わせて調整する。「さま...
すり‐うるし【摺り漆】
漆塗りの技法の一。木地に生漆(きうるし)を摺るように薄く塗り、木目の美しさを生かすもの。拭(ふ)き漆。
すり‐え【摺り絵】
染め草または染料をすりつけて模様を表すこと。また、その模様。
すり‐おろ・す【磨り下ろす/摺り下ろす/擂り下ろす】
[動サ五(四)]すって細かくする。すって、砕いたりまた粉にしたりする。「墨を—・す」「わさびを—・す」
すり‐かたぎ【摺り形木】
⇒版木(はんぎ)
すり‐かりぎぬ【摺り狩衣】
ヤマアイ・ツキクサなどの汁をすりつけて、模様を染め出した狩衣。
すり‐がい【摺り貝】
⇒螺鈿(らでん)
すり‐がね【摺鉦】
歌舞伎下座音楽や祭礼囃子(ばやし)などに用いる打楽器。真鍮(しんちゅう)製の小形の鉦で、左手に持ち、右手の桴(ばち)で摺るように打つ。ちゃんぎり。ちゃんちき。当たり鉦。
すり‐きり【擦(り)切り/摩り切り/摺り切り】
1 粉や粒状のものを量るとき、容器のふちより上にある部分を取り去ること。「カップ—一杯の米」 2 金や財産などを使い果たすこと。また、その人。「見苦しき物…—の借り著(ぎ)」〈仮・犬枕〉
すり‐き・る【擦(り)切る/摩り切る/摺り切る】
[動ラ五(四)] 1 すって切る。こすって切る。「鉄の棒をやすりで—・る」 2 金銭を使い果たす。一文無しになる。「身上は—・りはつる故に、向脛をけづりて薪にする心地ぞしける」〈仮・浮世物語・...