すりばち‐むし【擂鉢虫】
アリジゴクの別名。
すり‐び【擦(り)火/摺り火】
火打ち石と火打ち金を打ち合わせて出す火。きりび。
すり‐ほん【刷(り)本/摺り本】
1 版木で印刷した本。印本。版本。 2 印刷が終わって、まだ製本してない印刷物。
すり‐ぼとけ【摺り仏】
死者に対する供養や、病気の平癒などを願って、仏・菩薩(ぼさつ)などの図像を紙や布に刷ったもの。日本では平安末期から流行した。
すり‐も【摺裳】
白絹に染め草の汁をすりつけ、模様を染め出した裳。平安時代、女子の晴れ着とした。
すり‐もどろか・す【摺り斑かす】
[動サ四]入り乱れた形に種々の模様をすりつけて染める。「—・したる水干といふ袴を着せて」〈枕・一一九〉
すり‐もの【刷(り)物/摺り物】
1 版木を用いてすったもの。また、広く印刷したもの。簡単な印刷物。「報告の—」 2 「摺り物絵」の略。
すりもの‐え【摺り物絵】
江戸時代、暦・狂歌・俳句などに絵を加えて一枚摺りにしたもの。
すり‐もよう【摺り模様】
布帛(ふはく)に、模様を彫った型を用いて染料をすりこんだり、草木の花や葉を直接こすりつけたりして、染め出した模様。
す・る【刷る/摺る】
[動ラ五(四)] 1 活版・版木などの面にインク・絵の具などをつけて、紙を当てて文字や絵を写し取る。印刷する。「紙幣を—・る」 2 布に木型を押し当てて、彩色したり、模様を染め出したりする。「月...